吉野郡下北山村前鬼、約1300年前「鬼」であった夫婦の「前鬼(ぜんき)」「後鬼(ごき)」が住み着き、悪事を働かせていましたが、修験道の開祖である役行者が訪れた際に説教し、悔い改めて、教えに従って修行者を助けたとされる伝説があり、明治半ばまでその子孫の宿坊が5つありましたが、現在は五鬼助さんひとりがこの地を守り続けています。
吉野熊野国立公園の特別地域に位置し、修験道の聖地を流れる「不動七重の滝」は名前の通り、七段に分かれて流れ落ちる落差約160mの段瀑です。
日本の滝百選にも選ばれており、水量豊かな前鬼川の清流が作り出すエメラルドグリーンの河川は「前鬼ブルー」と呼ばれ、春の新緑や秋の岩肌に映える紅葉の彩りは美しく神秘的な姿を見ることができます。

訪問日:2025年11月
国道169号線を走らせて下北山村に入り、前鬼橋から林道に入っていきます。
車のすれ違いが困難な細い車道を6kmほど走らせていくと看板が見えてきました。
4台ほど停められる駐車スペースが設けられており、前鬼不動七重の滝の森林浴歩道の入口でした。
ここから滝つぼの近くまでいける遊歩道が整備されていますが、先に滝が見たいので展望スポットへ行きます。
600mほど進むと車道がカーブしている登りの道に展望スポットがありました。
駐車場はありませんが、車道が広いので路肩に5.6台駐車できるスペースがありました。

看板のあるガードレールの方へいくと目の前に風景が開けて、豪快に流れ落ちる滝が目の前に現れました。
眼下に見える滝つぼになだれ込んでゆく水の流れが美しいです。
7段あるとのことですが、この場所では2段ほどしか見えません。

渓谷を切り裂くように大量の水が白い水しぶきを上げて流れていく姿がとても美しいです。
この滝の上にもまだ何段か滝があるとのことでとても壮大な滝です。

険しさと力強さを合わせ併せ持った素敵な滝です。

前鬼不動七重滝 森林浴歩道で滝壺まで行ってみようと思っていたのですが、片道約1時間ほどかかると記載されていたので、今回は時間がなかったので散策は断念しました。
谷底まで降りて河川沿いを森の中を進んだ先に三段目の大滝が目の前に見える「滝見台」があるとのことです。
すべりやすい岩場や急な階段を登るのでそれなりの装備を準備して挑んだ方がよいと思います。

もっと時間に余裕をもってゆっくり前鬼の自然を感じながらこの滝を堪能したいと思いました。