那須塩原市のにある塩原温泉の発祥は西暦806年、開湯1200年の歴史がある温泉郷です。
塩原温泉郷には十一の温泉があり「大網温泉」「福渡温泉」「塩の湯温泉」「塩釜温泉」「畑下温泉」「門前温泉」「古町温泉」「中塩原温泉」「上塩原温泉」「元湯温泉」「新湯温泉」がありそれぞれに異なった泉質や効能を持ちます。
こちらは「塩の湯温泉」の3軒ある旅館の内のひとつ、最奥地に宿を構えており、箒川の支流・鹿股川に沿った谷あいに、6つの貸切露天風呂より鹿股川を眺めながら入浴できる素晴らしい立地にあります。

訪問日:2024年11月
平日のみ日帰り入浴が営業していますが、事前に予約が必要になります。
何日か前にTELして予約してから伺いました。
塩原温泉街から少し奥地に入った塩の湯温泉への道はだんだんと道が細くなっていった先に宿がありました。
ロビーに入ると女将さんがお出迎えして頂き、桐の湯の鍵を受け取って地下にいきます。
貸切露天風呂は6つありますが、日帰りで入浴できるのは桐の湯のみとなります。

建物は古さを感じますが、ロビーは景色が素晴らしいです。
地下に降りて行くと宿泊者が使用すると思われる食堂があり、内装も和風でいい感じです。

食堂の手前には水が頂ける場所がありました。

食堂から更に扉を開けて進んでいくとトタンの通路となり、それぞれの温泉へ向かう扉がありました。
更に下に降りて内風呂から先に行ってみます。

脱衣所はカゴでした。

洗面台は1つ、ドライヤーはありません。

洗い場は2つありました。

ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。

内風呂は横長で10人程は入れる大きな浴槽となり、壁は大谷石を使用しているとの事です。
施設に古さはありますが、100%源泉掛け流しの温泉は茶褐色で舐めるとしょっぱかったです。

中央からたっぷりと熱い源泉が放出されていて温まる良い湯です。
隣の男性の浴室も覗いてみました。

脱衣所の大きさは同じ位となり、洗い場も同じく2つありましたが、浴室は小さく、浴槽も3人位の大きさでした。
壁に囲まれて景色がないので、広い浴室の方が解放感があってロケーションがよいですね。
3か月ごとに男女を交代しているとのことですので、訪問時に確認しておくとよいかもしれません。

階段を上って貸切風呂に行きます。
ドアにそれぞれの浴室の案内が掲示されてますので、案内通りに行ってみます。

ドアを開けると外に出て、鉄製の階段は急な作りになっていますので、足が悪い人は少々危険です。

階段を降りて行くと霧の湯がありました。

お借りした鍵で入っていきます。
横長の丸い浴槽がどーんとありました。

奥は客室の様な作りになっており、元々は桐箪笥がある客室だった場所を露天風呂に改造しており、大正期からの別荘風の家屋が現在もそのまま残っています。
家屋の中に入ってみると床がふにゃふにゃと沈み、落ちそうで少し怖かったです。

ひなびた雰囲気が哀愁があり、昔、お金持ちの人がここで豪遊していたのかなと想像しながら入浴していました。

眼下に川を眺め、景色を見ながらこのロケーションを独占して堪能できることに幸せを感じながら、温泉に癒されることができました。

年季の入ったボロ宿となり、清潔感はありませんが、それ以上に温泉と景色がすばらしいので、少し汚いと思うことは排除して楽しんだ方がよいのかと思います。

他にも貸切温泉がありますが、鍵が掛かっていましたので、拝見することはできませんでしたが、階段が崖に沿って作られており、アトラクションみたいで面白い構造でした。
階段を一番下まで降りた「雷霆の湯」は迫りくるような鹿股川の渓谷美を目の前で見ることができるとのことなので、宿泊して入浴してみたいですね。
他にもかもしかの湯、かわせみの湯、みどりの湯と階段の中腹に入口があり、雄飛の湯だけはロビーから一度外へ出て浴室へいくようです。
宿泊して全部のお風呂を巡ってみるのも楽しそうですね。
秋に訪問したので、落ち葉がたくさん湯船に浮いていたのが、少し残念ではありますが、少し汚くても気にせず、絶景のロケーションでよい温泉に入りたい方にはおすすめします。
- 日帰り温泉料金:900円(2024年現在)
- 営業時間:平日のみ11時~14時
- 泉質:ナトリウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
- ph値:6.1(中性)ph値とは
- 住所:栃木県那須塩原市塩原364