長野県大町市中心部を流れる農具川の枝沢である新引沢に懸かる落差4mの滝は、大町市社宮本にある「仁科神明宮」の”仁科三十三観音霊場”のひとつです。
仁科神明宮の創祀は平安時代にまでさかのぼると考えられ、江戸初期の寛永13年(1636)に造営された神明造りの本殿は、日本最古の建築物で国宝に指定されています。
庶民の観音に対する深い信仰から霊場を巡拝する仁科三十三番札所の21番目「仁科二十一番滝ノ入観音」が清音の滝(きよとのたき)滝です。
松尾芭蕉がこちらの滝にちなんで詠んだ「ほろほろと山吹散るや滝の音」という句碑もあります。

訪問日:2025年2月
大町市街地から県道55号線を八坂方面へ行く道路の脇に滝があります。
車道がカーブしている路肩に駐車できるスペースがありましたので、車を停めました。
滝の入口は分かりにくいですが、ガードレールの間に人が通れるスペースが空いている箇所があり、歩いて降りていったと思われる足跡がありましたので、私も同じく降りて行きます。
雪が積っている急な斜面を10m程度降りていきますので、滑らないようにゆっくりと慎重に降りていきます。
沢を跨いで上流に進んでいくと岩壁に覆われた場所に滝がありました。

氷瀑もかなり作られていますが、横からなのでよく見えませんので近寄ってみます。

滝壺は一部氷瀑していたので歩いても大丈夫だと思われる所まで入っていってみました。

絶壁に囲まれた氷瀑を正面からみると全面に氷結していて美しい氷瀑が作られていました。

氷瀑の横の岩壁に昔、霊地として祀られた面影が残っています。

氷瀑の大きさはそこまで大きくないですが、神聖な雰囲気の場所にある神秘的な氷瀑でした。
急な斜面を下っていきますので、相応の靴で訪れることをおすすめします。