北に蓼科山、東に八ヶ岳を望む蓼科高原にある横谷渓谷(よこやけいこく)は、高い所で標高1500mの場所に位置し、渓流・渋川に沿って全長6km程の遊歩道が整備されています。
今から200年以上前に農業用水路として開削され、蓼科山から流れ出る滝ノ湯川を取水源として、1785年に滝之湯堰10.4kmが、1792年に大河原堰12.5kmが完成し、河川横断部に人工の滝を築いたのがこちらの乙女滝です。
河岸の急峻な崖を一気に落下させ、減勢・集水した水を水路橋で渡し、河川からの補給水と併せて下流へ導水している自然の地形を活かしたユニークな構造となっています。
横谷渓谷の遊歩道に入って一番最初にある滝となり、落差は30m、豪快な水飛沫を立てて流れ落ちる迫力ある滝です。

訪問日:2025年2月
横谷渓谷駐車場から歩いて10分、階段を下った先に滝が現れます。
滝前には昔に作られた水路の説明がされた掲示板がありました。
大河原堰が完成したことによって水量の多い地域から少ない地域へと水を届けられるようになり、地域の農地拡大を実現したとのこです。

勢いよく流れる水しぶきが豪快で滝の周りには美しい氷の造形が作られていました。

水量が多く流れ落ちた水が周りに飛び散って滝の周辺に氷瀑が形成されており、滝の裏側にもびっしりと氷柱が作られていました。
下を見下ろすと川が流れており、川まで続く絶壁の周りには氷瀑が埋め尽くされていました。

乙女滝は横から眺める展望台からしか見る事ができないので、滝から更に下の川までの絶壁に作られている氷瀑を正面から見てみたいですね。
迫力ある水しぶきを感じられる動画はこちらです。