伊豆半島のほぼ中央に位置する伊豆市湯ヶ島は、川端康成や井上靖、梶井基次郎など多くの文豪に愛され「伊豆の踊り子」は、湯ヶ島温泉の宿で執筆された学者ゆかりの地です。
伊豆半島を流れる狩野川の上流部、本谷川を流れる「浄蓮(じょうれん)の滝」は、約1万7000年前の火山活動によってできた玄武岩の溶岩流が形作った柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩肌を流れる落差25m、幅7m、深さ15mの直爆です。
明治時代末期までは断崖と深い谷に阻まれて容易に人が近づけない秘境で、滝のそばに明治時代まであった「浄蓮寺」が名前の由来とされています。
石川さゆりさんが歌う名曲「天城越え」にも登場し、日本の滝百選の一つに選ばれている神秘的な雰囲気を漂わせる滝です。

訪問日:2022年7月
交通手段は修善寺駅から東海バスに乗って33分ほどで浄蓮の滝のバス停留所で下車します。
車では国道414号線沿いにあり、修善寺温泉から南へ約25分の場所にあります。
駐車場はかなり広いので停められないということはないと思います。
滝の入口には川端康成の小説伊豆の踊子の像がありました。
滝は原生林に囲まれた谷底にありますので、階段を200段ほど降りていきます。
階段を降り切ると、雄大な浄蓮の滝が姿を現しました。

深い緑に囲まれた崖の上から勢いよく流れ落ちる水飛沫が迫力があります。
水量が多く、流れる水の轟音と柱状節理の岩壁を白く太い水しぶきが落下するダイナミックな滝です。

滝の近くには希少なシダ植物「ハイコモチシダ」が群生しており、天然記念物に指定されているとのことです。
コバルトブルーの滝壺が澄んでいて自然に溶け込んだ美しい景色でした。

滝の下流にはわさび沢が広がっており、渓流釣りも楽しむこともできます。