木曽谷の南端に位置する南木曽町、馬籠宿から標高801mの馬籠峠を経て馬籠宿に至る中山道の木曽路の途中にある「男滝女滝」は、男滝の落差は10m、女滝の落差は8m、男埵川(おだるがわ)に流れ落ちるそれぞれ違った沢にかかる滝です。
昔、世にも珍しい金色に輝く鶏を献上しようとこの地に着いた際、山賊に惨殺され金色に輝く鶏は籠を抜け出し女滝の滝壺に飛び込み姿を消した。
のちに、滝壺から鶏の声が聞こえると決まって崖崩れや災害が起きた事から呪いと悟り、神社を創建し篤く弔うと災害も起こらなくなったと伝えられています。
日本の長編時代小説「宮本武蔵(作:吉川英治 (1892年~1962年) 」にも描かれており、この時の名称は雄滝雌滝と記されるが、明治9年「吾妻村誌」以降、男滝女滝とされています。
浮世絵師安藤広重と溪斎英泉の合作の「木曾海道六十九次之内 馬籠駅・峠より遠望之図」(1835〜1837年)にも男滝女滝が描かれています。
馬籠宿から妻籠宿までの木曽路ハイキングルートの全長は約9km、所要時間3時間ほどの道のりは、木曽の山々、渓谷など美しい景色が楽しめます。

訪問日:2025年5月
県道7号を走って行くと滝の看板が見えて来て車道の路肩に5台ほど駐車できる駐車場がありました。
階段を降りて行きます。

2分ほどで橋が見えてきて右側に女滝が遠くに見えました。

滝の説明の掲示板もあり、中山道のルート案内も丁寧に貼ってあります。

女滝に近寄ってみましたが、倒木があり滝壺まで進むのは難しそうでしたので断念。

遠くからですが、落下する水の優雅な流れでした。

左側の男滝は斜めに削られた岩壁から滑り落ちる水量の多い迫力ある滝です。

落差はないですが、独特な岩盤の形状から流れ落ちる滝です。

斜めって横滑りする水の流れが素敵ですね。

昔の人もこの滝を見ながら涼を取って一休みしていたのでしょうね。

美しい自然に囲まれた木曽路を歩いてみたくなりました。