上田市真田町は戦国武将の真田家が上田城築城以前に本拠地とした「真田三代発祥の地」として真田氏の強さの原点となった本城跡や屋敷跡、松尾古城、山家神社などの歴史遺産が残っています。
標高2207m「根子岳」と標高2354m「四阿山」を水源とする洗馬川にある落差3mの「千古の滝(せんごのたき)」は、滝壺や周辺の岩に渦を巻く水流が砂礫を運び、長い年月をかけて摩擦によって岩を削った甌穴(おうけつ)が形成されているのが特徴的です。
甌穴には黒体竜王が棲み、石を投げ込むと竜王が怒り大雨が降るという伝承があり、滝の上に船岩水天宮、弁財天宮の二柱の水神が祀られています。
真田十勇士の一人、霧隠才蔵が忍法の修行をしたと言われており、竜宮や河童の伝説も残る古来から親しまれている滝です。

訪問日:2026年1月
上田市街から国道144号線を菅平高原方面に走らせていき、河川沿いの道に入っていくと千古温泉の近くに駐車場があります。
滝の看板があり、遊歩道を進んで行くと急な斜面の道になり、ロープが設置されていました。

斜面が崩れそうな道をゆっくり下りていくと川床に到着します。
巨大な岩が河川をせき止めていて、岩の上を歩いて滝に近づいていきます。
岩が丸く削られている甌穴(おうけつ)の形状と緑豊かな渓谷美が楽しめます。

激しく岩の間を流れる迫力ある水しぶきが見えました。

岩畳の隙間に硬い礫が入り込んで渦巻く水によって削られた岩が独特の雰囲気をしています。
一部分氷結している所もありました。

長い歳月をかけて水流が硬い岩盤を浸食しているのですね。
ダイナミックな流れを上から見れて、えぐれて丸く磨かれた穴が素敵でした。

正面から滝を見れる遊歩道があるとの事ですが、私は気づくことができず、上からしか見れていませんが、二つに分かれている滝とのことです。
昔は中央にも滝が流れていたとのことで「千古三筋の滝」と呼ばれていたそうです。
ダイナミックな渦巻く迫力の滝が素敵でした。