吉野郡川上村柏木にある「不動窟鍾乳洞」は、1300年前に修験道の開祖である役行者が発見したと伝わる裏行場のひとつで、洞窟内には不動明王が祀られており、剣を携え、炎に包まれた姿は悪を退け、悟りを開くための障害を焼き払う力を象徴しており、修験者に崇敬されてきました。
約2億5千万年前以上にできたと言われてる鍾乳洞は、昭和57年(1982年)に奈良県指定天然記念物(地質)に認定されています。
鍾乳洞の全長は約140m、第1~第4窟があり、第3窟にある「不動の滝」は、源流は後背地の山地であると考えられていますが、その水がどこからきて、どこへ流れているのか詳細は分かっていません。

訪問日:2025年11月
国道169号線沿いを走らせていくと車道沿いに大きな看板が掲げられていますので、通り過ぎてしまう心配はないかと思います。
駐車場に車を停めて受付に行ってみるとおしゃれな喫茶店になっていました。
入館料600円をお支払いしてカフェの奥の階段から洞窟に向かいます。

階段を下りていくと吉野川の景色が見えてきました。

洞窟内は足元が滑りやすくなっていて天井が低い場所もありますので気を付けて歩いていきます。
少ない明りを頼りに歩いていくと冒険心がくすぐられて地底探検気分を味わえます。
曲がりくねった階段を下りていくと、水の音が聞こえてきて、不動明王の像が守る大きな鍾乳洞の広場に出ました。

立派な不動明王が鎮座していて、その横に滝が流れていました。
洞窟内に水の轟音が響き渡って暗闇の先から水が流れてきていました。

岩の間をすり抜けるように流れる水しぶきがライトに照ららせて白く光って美しい光景でした。

鍾乳洞内にこんなに激しく水が流れている滝があることに自然の神秘を感じますね。
滝から先も探検してみると最後の部屋では奇石が広がる神秘的な部屋になっていました。

行き止まりとなりますので、来た道をUターンして帰ります。
洞窟内の温度は一定に保たれるので、平均気温13度と夏は涼しくて、冬は暖かく感じる空間です。
動画はこちらです。
受付に戻ると「喫茶 ホラ!あな」で、冷たい水とハーブの水を無料で頂けるとのことで、ソファに座ってハーブ水を飲みながら大きな窓から見える渓谷の紅葉の景色を眺めながらゆっくり休憩ができました。

喫茶ではジビエを使った煮込みハンバーグや、カレー、オムライスなどのランチセットやパンケーキなどのスイーツもありますので、食事もセットで訪問するのも楽しいかと思います。

洞窟の中を流れる神秘的な滝は素敵でした。