長野県上田市にある鹿教湯(かけゆ)温泉は上田市と松本市の間に位置し、1956年に環境庁選定国民保養地として認定されています。
鹿が教えた湯として付けられた名前は、鹿に姿を変えた文殊菩薩が猟師に温泉の場所を教えた事から始まったとされています。
「三人よれば文殊の知恵」として知られている、智慧を司る仏様が文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。
江戸時代から湯治場として栄え、内村川沿いに約30軒の旅館やホテルがある温泉郷は、癒しに力を入れており、リハビリをメインに行っている医療機関や地域が一体となって温泉を利用したヘルスケアに力を入れており、クアハウスもある健康の郷です。
浴用だけでなく飲泉も可能な温泉は、飲泉番付でも東の大関と言われ、温泉郷内に数箇所、飲泉所もあります。
冷やしてアルカリイオン水としても美味しく飲みやすい温泉は、便秘を主とする整腸作用、胆汁分泌促進作用の効能があります。
文殊の湯は鹿教湯最古の源泉跡の五台橋のたもとにあり、2000年に建て替えられた新しい施設には露天風呂も設けられています。
温泉地にある文殊堂には「日本三大文殊」の一つとされる、文殊菩薩像が安置されており、現世と神の世界を結ぶと言われている神秘的な橋「五台橋」があります。

訪問日:2024年10月
温泉施設の付近は道路も狭く駐車場がないため、少し離れた鹿教湯温泉交流センターにある駐車場から歩いていきます。
温泉郷内を歩いていくと石造があり、歴史がある温泉郷であることが分かります。
細い道を歩いていると道路の脇に飲泉所がありました。
石で作られた湯口から温泉が流れていたので飲んでみました。

癖のないさらっとしたお湯は口当たりがよくおいしかったです。
散策途中で手軽に温泉を飲める街というのは素晴らしいですね。
坂を下っていくと橋が見えてきました。
屋根付きの橋は紅葉には少し早かったようですが、風情がある風景です。

温泉に入る前に橋を渡った先にある文殊堂を散策してみました。
歴史を感じる急な階段を上ると素敵な彫刻が施されている仏堂がありました。

鹿教湯温泉の周辺を巡る二十一番名所めぐりという散策路がありますので、歴史を感じながら散歩した後に温泉で癒されるのもいですね。
川沿いに戻り、和風の白い建物が文殊の湯です。

受付をして脱衣所へ行くと100円返却式の貴重品ロッカーとカゴがありました。
カゴが8個しかありませんので、キャパ的に大きくない施設です。

洗面台は2つ、ドライヤーは1つありました。

簡素な設備ですが清潔に管理されていて、300円という激安な入浴料金ですので、十分すぎる快適な入浴を楽しめそうです。

洗い場は6つありましたが、ひとつ故障しており、使用不可となっていましたので、人が多い時は混雑するかもしれません。

ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。

内風呂は窓側一面に浴槽が設置されており、奥にある小さな浴槽に源泉がかけ流されており、熱い源泉が小さな浴槽に溜まっている為、45℃位はあると思われる熱い湯となっていました。
入ってみると意外に優しい肌触りのお湯で、熱いですが気持ちがよくすっきりしました。

少し早めの時間帯に訪問しましたので、人がいない独占の入浴をゆっくり楽しむことができて、泉質のよい温泉に癒されることができて大満足です。

露天風呂は石のお風呂となり、2人用位の大きさです。
源泉がかけ流しされていますが、外気の影響があるようでお湯の温度はぬるめとなってたので、ゆっくり入るのに丁度よい温度です。

竹で仕切られた外には川が流れており、風情がありました。

透明でさらさらしたとてもよいお湯でいやされました。
施設内に食堂はありませんが、ロビーに休憩できるスペースがあり、施設外にはベンチも沢山ありますので、川や五台橋を眺めながら休憩もでき、五台橋の中央にある椅子でロケーション最高の景色を見ながらゆっくり休憩するのもよいです。

昔ながらの雰囲気を感じることができる温泉郷を散策して、入浴料金も安くよい温泉を楽しむことができてよい温泉郷で気に入りました。
また、癒されに行きたいです。
- 日帰り温泉料金:300円(2024年現在)
- 営業時間:9時~21時
- 泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- ph値:8.1(弱アルカリ性)ph値とは
- 住所:長野県上田市鹿教湯温泉1369−1