青木村にある田沢温泉の開湯は飛鳥時代と言われており、山姥が湯治に訪れて、鬼退治の話で有名な「坂田金時」を生んだという伝説があり、婦人に卓越した効果がある湯とされ「子宝の湯」「子持ちの湯」「はらみ湯」などの呼び名が残っている温泉です。
温泉街の石畳の通り沿いには、島崎藤村の写生文「千曲川のスケッチ」に登場する老舗旅館のますや、白壁の土蔵が立ち並び、日本情緒が感じられる古き良き湯治場の雰囲気が残る温泉街です。
共同浴場「有乳湯(うちゆ)」は、歴史を引き継ぎながら2000年に建て替えられており、掘削自噴の2号泉、3号泉の混合泉を加温・加水なしの源泉かけ流しで温泉を楽しめます。

訪問日:2025年9月
温泉街に入ると道が狭く急な坂道の上に駐車場が設けられていましたので運転には注意が必要な道でした。
施設の入口の裏には足湯があり、入浴しない方も楽しむことができます。
温泉がドバドバと惜しげもなく流されている洗い場もありました。

館内に入った受付の横には貴重品のロッカーがあります。
脱衣所はカゴでした。

洗面台は2つ、ドライヤーはありません。
化粧水などのアメニティもありません。

水飲み機はありません。
洗い場は5つありました。人と人の間に仕切りがあるタイプでした。
シャワーは手動で止めるタイプとなります。
ボディーソープやシャンプーの備え付けはありませんので、洗いたい場合は持参が必要です。
シャワーのお湯も温泉を使用しており、髪を洗っている最中にこのお湯は普通の水ではないことが分かるほど、すべすべするお湯でした。

内風呂は8人くらいの大きさのタイル張りの浴槽が1つとなり、露天風呂やサウナはありません。
40度ほどのぬるめの湯ですので、ゆっくりと湯に浸かっていることができます。
加温・加水なしのお湯は肌触りがやさしく、湯に入っていると気泡が肌に付着します。
湯口からドバドバと源泉が流れていて、浴槽から惜しげもなくお湯がオーバーフローしていて新鮮な泉質に感動しました。
現在の源泉は20年ほど前に掘られた2号、3号泉を使用しており、1つ前の1号泉のお湯は緑色であったとのことです。
ぬるっと優しい肌触りの湯は湯上りはすべすべしてお肌がもちもちになりました。
こういう湯が本物の温泉なんだなと久しぶりに感動する湯に出会いました。
- 日帰り入浴料金:300円(2025年現在)
- 日帰り入浴営業時間:6時~21時
- 泉質:アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性温泉)
- ph値:9.5(アルカリ性)ph値とは
- 住所:長野県小県郡青木村田沢2700