長野県東端、八ヶ岳の裾野に位置している小さな村、南佐久郡南牧村は、標高1000m~1500mの高低差の激しい場所にあり年間平均気温6.9℃という冷涼な気候を生かした白菜やレタスなどの高原野菜の栽培が盛んです。
南牧村海ノ口は、887年(仁和3年)に発生した大地震が誘因で八ヶ岳の大規模な山体崩壊が起き、千曲川をせき止めて巨大な天然ダムとなり、大きな湖(海)となった上流部に「海ノ口」が位置していたことから名前が由来しています。
海ノ口温泉は、昭和6年(1931年)に深さ260mまで掘り進めて見つけた源泉は当時では珍しい43度の湯が湧き出したとされており、 この辺りが海の底だった頃の地層から鉄分やヨウ素などのミネラル成分が多く含む泉質です。
佐久海ノ口駅前に建つ創業100年を超える歴史を持つ老舗旅館「和泉館」は、施設の裏手から湧き出す自家源泉と高原野菜と旬の食材がたっぷり入った郷土料理が自慢の宿です。

訪問日:2026年1月
JR佐久海ノ口駅の前の大通りから郵便局のある交差点を左折して線路を越えた先に旅館があります。
施設の前にたくさん駐車場も完備されています。
施設内に入るとロビーには従業員の人がいませんでしたが、日帰り入浴で来ている地元の方が親切に案内してくれました。

今回は宿泊で利用しました。
かなりお年を召した女将さんが対応してくれました。
外観は少し古びた雰囲気がありましたが、客室は畳の和室で清潔で落ち着きます。
布団が羽毛でふかふかだったので、ぐっすり寝ることができました。

大浴場へ行ってみます。
ロビーから大浴場に向かう通路に水が用意されていますので、入浴前、入浴後に体を潤すことができます。

脱衣所はカゴと鍵付きロッカーがありました。

洗面台は2つ、ドライヤーは2つありました。

アメニティは綿棒がありました。

洗い場は6つありました。人と人の間に仕切りがないタイプです。
シャワーは手動で止めるタイプです。
ボディーソープとリンスインシャンプー、コンディショナーが備え付けられています。

内風呂は3つあり、1番大きな浴槽が5人位の大きさで加温がされており、体感で40度くらいの温度です。

小さな浴槽と中くらいの浴槽があり、源泉かけ流しの温泉です。
小さい浴槽は温度が冷たくて入れませんでしたが、中くらいの浴槽は1人くらいの大きさの浴槽で、ぬるめの温度でしたので、熱い湯と源泉そのままの浴槽を交互に入って楽しみました。
鉄分を含む源泉の浴槽は赤茶色で肌触りぬるっとしていて気持ちいです。

露天風呂は1つあり、2人位の大きさですが、湯が入っていませんでした。
11月~2月末までは寒い地域なので、凍結のため閉鎖しているとのことでした。

低温サウナが1つあり、4人くらいの広さです。
床・壁・天井全方向から温水の熱で温めるサウナとのことで50~60度と温度は低いですが、ヒーター式と違って、太陽を浴びているようなやわらかい肌触りのサウナとのことです。

夕食もご紹介します。
家庭的なほっとする味付けで、すいとんが美味しかったです。
食堂では演歌が流れていて、昭和にタイムスリップした気分になりました。

温泉の泉質も良く、アットホームで家庭的な居心地のよい宿でコスパも優れた宿だと思いました。
- 日帰り入浴料金:500円(2025年現在)
- 日帰り入浴営業時間:10時~19時
- 泉質:ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性中性低温泉)
- ph値:6.6(中性)ph値とは
- 住所:長野県南佐久郡南牧村海ノ口933