千曲川沿いにまたがる「戸倉上山田温泉郷」は、1893年(明治26年)に戸倉温泉、1903年(明治36年) に上山田温泉が開湯し、現在に至るまでに千曲川の氾濫により温泉施設が、幾度も流出を繰り返してきた水害との戦いの歴史を持つ開湯120年を超える温泉郷です。
善光寺詣りの精進落としの湯として発展し、長野県に唯一残る芸妓は、1970年代には400名を超える芸者衆が存在していました。
源泉は戸倉が14本、上山田が38で計52本あり、2つ合わせて1分間に約8332Lの湯量を誇り、複数の自家源泉を持つ宿や客室の浴槽までかけ流しをしている宿もあり、現在7つある外湯のうちの一つが「戸倉観世温泉」です。
観音様に信仰の暑かった先代が生涯をかけて発掘した観音様のお導きによる温泉は、3つの源泉を持ち、美しくグリーンに輝くお湯は循環せず、加温、加水なしの源泉そのままをかけ流ししている温泉です。

訪問日:2025年5月
施設前の駐車場に車を停めて館内に入っていくとロビーに休憩スペースがありますが、誰もいません。
券売機がありましたので購入して脱衣所に入っていくと男湯と女湯の間に番台さんがいました。
昔ながらの銭湯の雰囲気の作りで楽しいですね。
券をお渡しして中に入っていきます。

脱衣所は鍵付きロッカーです。
水飲み機はありませんでした。

洗面台は2つ、無料のドライヤーはなく、有料ドライヤーは3分20円でした。
アメニティは綿棒がありました。

浴室の入口に上がり湯が設置されています。
洗い場はシャワー15つと蛇口のみの洗い場が8つありました。
シャワーのお湯も源泉そのままを使用しています。
シャワーは手動で止めるタイプです。
ボディーソープやシャンプーの備え付けがありませんので持参が必要です。
湯口から源泉がかけ流されており、透き通った美しいグリーンのお湯は、ほのかに硫黄の匂いがします。

内風呂は2つあり、浴室の中央にタイル張りの浴槽は7人位が入れる大きさです。
浴室の角にひのきの浴槽は2人位の大きさとなり、浴槽に入ろうとするとぬるっとしていて泉質が違うように感じました。
飲泉もできる、加温、加水無し完全掛け流しの温泉は本物の温泉と感じるほど新鮮で気持ちがいい湯でした。
サウナや露天風呂はありません。
食堂はありません。
露天風呂はありませんが、このご時世でこの値段でこんな良質な温泉に入れることに感動しました。
- 日帰り入浴料金:300円(2025年現在)
- 日帰り入浴営業時間:4時半~23時
- 泉質:単純硫黄温泉(アルカリ性低張性温泉)
- ph値:8.7(アルカリ性)ph値とは
- 住所:長野県千曲市戸倉2087