中部山岳国立公園・上高地の入口に位置し、北アルプス槍ヶ岳の麓より流れ出る梓川の川沿いに佇む一軒宿「坂巻温泉旅館」は、標高1220mの場所にあり、1585年に飛騨の藤原秀綱が戦に敗れ信州に落ちのびた途中で入浴した温泉であると伝えられています。
1928年に開業し、創業時は旧道に面した梓川の対岸に宿が建てられ吊り橋が架かってましたが、国道158号の整備に伴って1984年に現在の場所に移転しました。
梓川対岸の河川内の2ヶ所から自噴する源泉をポンプで揚湯して混合して使用しており、温度が70度以上と高温である為、冬は旅館の暖房にも利用できるほど湯量豊富な自家源泉を源泉かけ流しで提供している日本秘湯を守る会の会員の宿です。

訪問日:2025年10月
国道158号線沿いを走らせていくと何個かのトンネルを通過するとトンネル内に旅館の案内板が出てきたので、トンヌルを抜けてすぐ左折すると宿がありました。
梓川渓谷沿いに建っており、昭和レトロの雰囲気が漂っている家屋です。
旅館の前には飲泉場があり、温泉を飲む事ができました。
癖のないほんのり硫黄の匂いがするお湯で飲みやすいです。

館内は外観とは違い柱や天井の梁、階段の手すりなど木の温もりを感じる内装に改装されていて、落ち着いた雰囲気でした。

脱衣所はカゴです。
水飲み機はありません。

洗面台は1つ、ドライヤーは1つありました。
アメニティは綿棒がありました。

洗い場は4つありました。人と人の間に仕切りがないタイプです。
シャワーは手動で止めるタイプです。

ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。
内風呂はタイルの浴槽となり、4人位の大きさです。

源泉が高温なので山の湧水で温度を調節していますが、循環ろ過をしない掛け流しの新鮮な湯です。

サウナはありません。
露天風呂は内風呂とは別の場所にあるので、一度着替えてから露天風呂に行きます。

階段を下った外にあり、岩造りの露天風呂は6人くらいの大きさでした。
着替える場所には屋根が付いていますが、洗い場などはありませんので、湯に浸かるだけの露天風呂になります。

周りを山に囲まれた谷あいの景色は開放感があり清々しい露天風呂です。

透明のお湯には白い湯の花がたくさん浮いていて硫黄の匂いのする湯はとても気持ちかよかったです。
竹の湯口から源泉がかけ流されていました。

泉質や鮮度、ロケーションも最高で自然を感じながらゆったりとした幸せな時間を満喫できる旅館だと思いました。
- 日帰り入浴料金:600円(2025年現在)
- 日帰り入浴営業時間:11時~16時
- 泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)
- ph値:6.6(中性)ph値とは
- 住所:長野県松本市安曇上高地