〖長野〗温泉の遊園地「中房温泉」で29の源泉を楽しもう!

温泉
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長野県安曇野市、燕岳東側山麓、標高1462mの場所にある中房温泉は、江戸時代後期1821年(文政4年)生糸のつや出しに使うミョウバンを採掘するため一帯に入り、湧き出る温泉を利用して湯小屋を設けて温泉を開発したのが始まりと伝えられています。

明治に入ると中国産の安価なミョウバンが流通し、採掘は下火になりましたが、代わって登山客が訪れるようになり湯治場として発展しました。

中房温泉の施設には田村薬師堂や山の神の社など江戸末期に建設された国登録有形文化財が数多く残ります。

1件の宿が持っている源泉数と湧出量は日本一を誇り、登録している源泉は29つ、宿の裏山には噴気と湯けむりに包まれた内湯と露天風呂は合わせて27つあります。

訪問日:2025年10月

すれ違い困難絶壁を走る林道を1時間弱走らせてようやく中房温泉に到着しました。

中房温泉は日帰り専用の入浴施設はありますが、旅館の方の温泉は宿泊しないとの入れませんが、地熱蒸し体験とセットにすると温泉に入れると知ってランチも兼ねて遊びに行ってみました。

燕岳登山口を通り過ぎて橋を渡った先に駐車場があったので停めて旅館の方へ歩いて行きます。

旅館前の広場に手作り感のある足湯がありました。

受付を済まして地熱で温めるゆで卵、じゃがいも、ウインナーが新聞紙で包まれた食材を受け取って散策を開始します。

もらった地図を見ながら敷地内を歩いていきました。

地図はこちらです。

時間に制限はありませんが、源泉が29コもあるので、全部入るのは困難なほど沢山あります。

最初は地熱浴場があり、ゴザが敷かれているので寝転がって体を温める事ができます。

その先には広い四角いプール型の浴槽があります。

裸で泳いだら楽しそうですね。

奥に小さな家が建っているので行ってみました。

ケヤキの根をくり抜いて作った1人用のねっこ風呂がありました。

8人くらい入れそうな岩風呂は月見の湯とのことです。

混浴となり囲いもないので、女性は少し躊躇してしまう作りです。

人がいなかったので入って見ようかとも思いましたが、誰がが来たら恥ずかしいので、先を目指します。

モクモクと湯気が吹き出している場所がありました。

硫黄の匂いが漂っていて、ぷくぷくと湯が湧き出していました。

更に山道を登っていきます。

10分ほど登ると焼山に到着しました。

地面から湯気がモクモクしていて景色のよい場所です。

ここで地熱を利用して食材を調理します。

スコップで砂を掘って食材を被せて蒸します。

休日でしたが、人がいなかったので、のんびり自然を感じながら食材が蒸されるのを待ってホクホクになったジャガイモなどをいただきました。

林道を下っていくと白滝の湯に着きました。

旅館から5分ほど離れた場所にある静かな場所なので、混浴ですが、入浴してみました。

浴槽の横の崖の上から自然に湧き出した湯が滝のように流れ落ちて浴槽に注がれています。

浴槽が3段構造になっていて、湯口の浴槽は熱いですが、1番下の浴槽は丁度よい温度になっていて気持ちがよかったです。

湧き出したそのままのお湯を楽しむ事ができて爽快な気分になりました。

旅館に戻って貸し切り風呂、根羽の湯に行ってみます。

木の温もりを感じる浴室で、南信州の根羽村の根羽杉を使用しているとの事です。

ひとりでゆっくり温泉を堪能できる綺麗な浴室でしたが、浴槽が小さいので源泉掛け流しの湯はすごく熱くて湯もみをしても入る事が難しくて掛け湯を楽しみました。

マップを見ると登山口の方にも浴槽があるので、行ってみると木々に囲まれてひっそりと菩薩の湯がありました。

野湯に近い雰囲気で葉っぱが浮いているので、入浴には躊躇してしまう雰囲気でしたが、足湯とかによい気がします。

旅館に戻って旅館の中にある浴室に行ってみます。

混浴の岩風呂は中央の石の塔から温泉が流れてきています。

10人くらいは入れる浴槽でよい雰囲気です。

大浴場はくり抜いた木を伝って浴槽に温泉が注がれていて、脱衣所は男女別で用意されていますが、浴室は共同の作りになっていました。

不老泉は岩が散りばめられた半露天風呂の作りでこちらも混浴です。

中房温泉で一番歴史のある御座の湯は男女別の浴室となり、浴槽は2人くらいと小さいですが、風情を感じる雰囲気です。

しっぽりと良い湯に癒される事ができそうです。

中庭に出てみると湯がモクモクとあちらこちらで漂っていて、歴史のある雰囲気の庭園を歩いていきました。

飲泉場もあり、流れている温泉は冷たくてクセのない味でしたので、湯上がりに飲むのもいいですね。

中庭には足湯もあります。

いろいろなお風呂で楽しんだ後に中庭を散歩しながら休憩するのもよいですね。

蒸し風呂の家屋の中は湯気が充満したサウナのような部屋がありました。

打たせ湯は高い場所から湯が落下する様に作られていて楽しそうです。

部屋が2つありましたが、もう一つは高い場所から落下しない普通の露天風呂になっていました。

最後に大湯は男女別の浴室です。

脱衣所は鍵付きロッカーでした。

急なコンクリートの階段を下っていくと洗い場が4つありました。

ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。

1人用位の小さな浴槽がひとつあります。

大湯と言うネーミングにしては小さな浴室でした。

露天風呂もあり、景色を眺めながら入浴できました。

地熱蒸し体験料金には湯河原の湯にある食堂での食事も含まれているので、無料で食事ができます。

そばを頂いてお腹も体も満足できました。

いろいろな種類のお風呂を楽しむ事ができて1日楽しむ事ができるので、温泉の遊園地に来たみたいで値段以上に楽しめました。

  • 日帰り入浴料金:3300円 地熱蒸し体験、ランチ込み(2025年現在)
  • 日帰り入浴営業時間:9時半~17時
  • 泉質:単純硫黄温泉(アルカリ性低張性高温泉)
  • ph値:8.9(アルカリ性)ph値とは
  • 住所:長野県安曇野市穂高有明