1952年のダム計画発表から68年もの反対運動や政権による中止・再開の紆余曲折を経て、「八ッ場ダム」は、2020年3月に完成しました。
2019年の台風時には試験湛水ながら壊滅的な洪水から首都圏を守り抜き、現在は湖底に沈んだ旧川原湯温泉の歴史を継ぐ新たな観光地になっています。
吾妻川南側の高台にある「川原湯温泉 王湯」は、建久4年(1193年)源頼朝がもうもうと立ち上る湯気を見つけて開湯したと伝えられ、最初に頼朝が入浴したことから王の湯ということで「王湯」と呼ばれるようになりました。
八ッ場ダム計画により地域住民は長い反対運動の末、苦渋の決断としてダムを受け入れ温泉街ごと高台へ移転することを選び、歴史を刻んだ旧「王湯」は、2014年6月、惜しまれながら閉鎖し、2014年7月、現在の場所に新しい「王湯」がオープンしました。

訪問日:2026年9月
地図で王湯まで車で行ってみると侵入禁止になっていて施設の前まで車ではいけないと掲示がされていました。
大通りまで少し戻ると60~70台ほどが停められる川原湯温泉の無料の駐車場に停めました。
2〜3分ほどの距離を歩いて施設の前に着くと建物の外に家紋が掲げられていました。

川原湯を発見した源氏の家紋「笹竜胆(ささりんどう)」が堂々と掲げられていて、武家の棟梁ゆかりの湯としての歴史を今に伝えていました。
館内に入って2Fが休憩スペースとなっており、広い畳の部屋になっています。

脱衣所はカゴと100円返却式の貴重品ロッカーがあります。
水飲み機はありません。

洗面台は2つ、ドライヤーは2つありました。
コンセントがあるので、自分で持参したドライヤーを使用している人もいました。

化粧水などのアメニティはありません。
洗い場は3つありました。人と人の間に仕切りがあるタイプです。
シャワーは自動で止まるタイプとなり、10秒ほどでした。
ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。
洗い場が3つしかないので、後から来た人が空くのを待っていました。
混雑する時間帯はすぐに洗えないことがおきそうな雰囲気です。

内風呂が1つあり、6人くらいの大きさです。
ほんのりガソリンの様な匂いがしますが、あっさりとした肌触りです。

源泉の温度が熱いので加水をしているとのことで少し成分が薄くなっているようです。
加水はしていますが、加温・循環ろ過・消毒はしていないかけ流しの湯です。
露天風呂は1つあり、5人くらいの大きさです。

サウナはありません。
ダムに沈む前の旧源泉は強烈なアブラ臭だったとのことで無くなってしまって残念ですが、成分が薄くなっても硫黄とアブラ臭は浴室内に漂っていて独特な泉質を体験できました。
- 日帰り入浴料金:500円(2026年現在)
- 日帰り入浴営業時間:10時~18時
- 泉質:含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)
- ph値:7.41(中性)ph値とは
- 住所:群馬県吾妻郡長野原町川原湯491 6