下高井郡山ノ内町にある「湯田中渋温泉郷(ゆだなかしぶおんせんきょう)」は、古くから「湯田中渋温泉郷9湯」として知られる、歴史ある温泉街の集まりです。
湯田中(ゆだなか)温泉、新湯田中(しんゆだなか)温泉、星川(ほしかわ)温泉、穂波(ほなみ)温泉、安代(あんだい)温泉、渋(しぶ)温泉、角間(かくま)温泉、上林(かんばやし)温泉、地獄谷(じごくだに)温泉と、エリアごとに大きく雰囲気が異なり、驚異的な湯量を誇っており、すべての旅館・公衆浴場が100%天然温泉の源泉かけ流しを行っています。
角間川を挟んで少し離れた山裾の静かな集落にある「角間温泉」は、文明年間(1469〜1487年)に蓮如上人が発見したと伝承されており、戦国時代には真田一族の隠し湯として利用され、周辺の角間渓谷は忍者(猿飛佐助など)の修行の場であったとも言われています。
江戸〜明治時代にタイムスリップしたかのような湯治場の風情が残る温泉街には、共同浴場「大湯」「新田の湯」「滝の湯」があり、宿泊者は無料で入浴できます。
全7室の隠れ家的な温泉宿「高島屋旅館」は、昭和レトロで家庭的な落ち着いた時間に浸れる宿です。

訪問日:2026年6月
国道292号線のバイパスを志賀高原方面へ進んで、道の駅「やまのうち」を過ぎて右折して、ゆるやかな坂道を登って行くと静かな集落に温泉街が出てきました。
主要な国道から1本外れて川を渡るため、湯田中・渋温泉エリアのすぐ近くでありながら、観光地の喧騒が一切届かない隠れ家のような場所にあります。
今回は宿泊で利用しました。
建物の前に車を駐車していると女将さんが出てきて出迎えて頂きました。
客室は階段を上がった2階を案内され、窓も大きい明るくて広い部屋です。

早速、内湯に行ってみます。
脱衣所はカゴです。
脱衣所の中には洗面台はないので、脱衣所の前にある男女兼用の洗面台を使用します。

ドライヤーは1つありました。
化粧水などのアメニティはありません。
水飲み機はありません。

洗い場は2つありました。人と人の間に仕切りがないタイプです。
シャワーは手動で止めるタイプです。

ボディーソープとリンス、シャンプーが備え付けられています。
内風呂が1つあり、2人くらいの大きさの浴槽です。

窓が大きく、山の景色が見えます。
湯口から源泉が注がれていて、浴槽からお湯がオーバーフローしています。
源泉かけ流しのお湯は少し熱めでしたが、しっとりと肌触りがいいです。
露天風呂やサウナはありません。

旅館の源泉は「上原第1・2・小つちの湯の混合泉」の源泉を使用しており、共同浴場の源泉「薬師の湯・みろくの湯の混合泉」となり、違う場所から引き湯されています。
旅館の源泉は旅館からすぐ近くの井戸から湧き出しているとのことで、引き湯の寄りが短いので新鮮な温泉を楽しめるとのことです。
宿泊者が少なかったので、時間を気にせず、心ゆくまで景色を眺めながら温泉を楽しめました。
夕食をご紹介します。
部屋食かと思いましたが、1Fの大広間で食事をしました。

田舎料理の味付けが少し変わった味でした。
角間温泉には外湯が3つあり、宿泊者のみが利用できますので、1泊2食付きで1万円前後から宿泊でき、良質な温泉と静かな時間を過ごしたい方にお勧めです。
- 日帰り入浴料金:500円(2026年現在)
- 日帰り入浴営業時間:10時~15時(TEL確認)
- 泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- ph値:8.42(弱アルカリ性)ph値とは
- 住所:長野県下高井郡山ノ内町佐野2349