青木村の地域住民に親しまれる青木三山の一つ夫神岳(おかみだけ)の山麓、標高約670mに位置する田園風景を望む山間に佇む「沓掛温泉(くつかけおんせん) 」は、平安時代、信濃の国司として赴任していた滋野親王(しげのしんのう)が目を患った際、この温泉に入ったところ完治したという言い伝えがあります。
親王はこの奇跡に感謝し、薬師堂を建立して温泉の守護神を祀ったとされています。
裏山の山容が京都の小倉山に似ていることから名付けられた「小倉乃湯 (おぐらのゆ)」は、源泉の温度が体温に近い約35度前後となり、加温せずに源泉掛け流しのぬる湯を提供している昔ながらの湯治場の雰囲気が残る共同浴場です。

訪問日:2026年6月
国道143号線から県道12号線へ入って行くと田園風景が広がる沓掛川沿いの道を走らせていきました。
途中から山あいの山道を登って行くと温泉街が見えてきました。
施設を過ぎた奥に広い無料の駐車場に停めました。
館内に入っていくと簡素ですが、清潔な室内で、ロビーに貴重品鍵付きロッカーあります。

脱衣所はカゴです。
水飲み機はありません。

洗面台は2つ、ドライヤーはありませが、コンセントは自由に使用して大丈夫とのことなので、自身でドライヤーを持参するとよいと思います。
化粧水などのアメニティはありません。

洗い場は5つありました。人と人の間に仕切りがないタイプです。
シャワーは手動で止めるタイプとなり、シャワーから出る湯は温泉を使用しています。
ボディーソープなどはありませんので、洗いたい場合は持参が必要です。
内風呂は2つあり、5人くらいの大きさの浴槽は温度が低くて冷たいです。
3人位の大きさの浴槽は少しだけ熱めのお湯でした。

こちらの共同浴場は源泉の1号泉と3号泉を引き湯していて、それぞれの浴槽に源泉が注がれています。
1号泉は約35.0℃、3号泉は39.4℃とのことなので、小さい浴槽の方が3号線なのだと思います。
露天風呂やサウナはありません。
源泉かけ流しの新鮮な温泉ですが、すぐ体が温まる熱めの湯の方がシャキッとして好きなので、ちょっと物足りなさを感じました。
入浴料金が安いのでお得に新鮮な湯を楽しめると思います。
- 日帰り入浴料金:300円(2026年現在)
- 日帰り入浴営業時間:9時~21時
- 泉質:1号泉→アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
- 泉質:3号泉→アルカリ性単純硫黄泉(低張性アルカリ性温泉)
- ph値:1号泉9.13 3号泉9.45(アルカリ性)ph値とは
- 住所:長野県小県郡青木村沓掛419−1